■■■■ パーク・レビュー ■■■■

■サンシャインプラザ


 

カリフォルニアである。
カリフォルニアにもかかわらずカリフォルニアである。
一歩入った途端にアメリカンオールディーズのBGMが全開。
もう一気にカリフォルニアに染まってしまう。
すぐ近くのDL気分は一瞬で払拭され、完全に西海岸モードへ。
この見事さはある意味感動レベルだ。

加えてエントランス付近の風景も写真のようにアメリカンなわけで、まさに「これがテーマパークだ!」といったところだろうか。
初めてTDSに入ったときぐらいの、いやそれ以上の高揚感だった。
あまり期待していなかったということもあったとは思うが、やはりこの一瞬にして別世界に誘うパワーには感服した。





■ハリウッド・ピクチャー・バックロット

エントランスからすぐ左にいくと「HOLLYWOOD」のゲートが見える。
そこがこのエリアだ。
実際このアナハイムから車で1時間もかからない場所にハリウッドがあるわけだが、実際のハリウッドよりも「いかにもハリウッド」の雰囲気がプンプン漂う。
天を突く椰子、大きな書き割り、街並み、そして本物のカリフォルニアの太陽。
これはたまらない。

この通りではTVの収録などもやっていて、運がいいとそのロケを見れることもある。







映画の都だけあって、ディズニーのキャラクターも多い。
←こんなふうにスティッチが歩いていたり、ヘラクレスやMrインクレディブル等様々なキャラに出会える。
これらのキャラの多くは同エリアにある「ディズニーアニメーション」に入り、そこでグリを行う。このディズニーアニメーション内では、過去のディズニー映画がマルチスクリーンで流れている。その様はまさに圧巻だ。
空調も効いた室内なので小休止がてらのぞいてみるのもいいだろう。

さて、ハリウッドといえばホットドッグだ。ということもないだろうが、実際にハリウッドでは露天でホットドッグを売っていることが多かったので私の中ではそういうことになっている。
というわけで、このエリアでもホットドッグを食べることができる。



私が食べたこのスタンドで販売されていたのはこの5種類→
で、これはバーベキュー↓ やはりポテトがデフォルトで付く。





見た目は「おいおい‥」という感じだが、味は見た目のようにひどくはなく、特にソーセージはチリ系でスパイシー。意外とおいしく頂いた。

→写真はどこかで見たことのあるファンタジアミッキー。
モンスターズインクのアトラクションの近くに立っているので探してみよう。







■ゴールデン・ステート

急流滑りの「グリズリーリバーラン」や「ソアリン」といった自然がモチーフのアトラクションや施設が揃うのがこのエリア。

写真のようにシンボルの岩山がグリズリーの姿をしていて雄大だ。
残念ながら諸事情でこのグリズリーリバーランには乗れなかったが、アトラクションページで書いているように「ソアリン」だけはこのパークに来て絶対に外してはならないアトラクションということは念を押しておく。






またこのエリアはお酒を飲めるエリアとしても重宝する。
←写真の店ではタコス、ナチョス、ブリトーなどのメキシコ料理が楽しめる。
すぐ近くにトルティーヤの製造過程を楽しめるアトラクションがあり、そこで作られたもの、という設定らしい。
ちなみにそのアトラクションでは体験者全員に焼きたてトルティーヤが振る舞われている。

この店の対面にある小屋では10種類前後のビールも購入可能。ハッキリ言って銘柄がわからないためかなり迷った。
※一人につき一度に1杯しか売ってくれないので注意
料理の味はまあまあといったところか。

また、離れたところにワイナリーがあり、記録映画を楽しんだり数十種類も揃うワインも楽しむことができる。値段も$10以下がほとんどで、みなゴクゴク飲んでいた。
テラスでカウンター販売もしているので、ちょっとしたものを持ち込んで飲むのもいい。


■パラダイス・ピア


観覧車にジェットコースター、回転系の遊具、そしてカーニバルアーケード。
まさに古き良き遊園地。そんな形容詞がピッタリなのがこのパラダイス・ピアだ。

ひときわ目を引く観覧車だが、ちょっとした仕掛けが2つある。
一つはゴンドラがスライドするということ。
よくわからないかもしれないが←の写真をよく見るとホイールの中にゴンドラがあるのがわかると思う。つまり、回転に任せてゴンドラがホイールの内側や外側にずれ込むのだ。
単純な仕掛けだがこれだけである種、絶叫マシンになる。
もう一つの仕掛けはゴンドラが水面より下に入り込むこと。
もちろん水に潜るわけではないが面白い。




このエリアは、なんといっても夜景のすばらしさだろう。計算され尽くした水面に映り混むその様は息をのむ。

基礎知識にも書いたが、カリフォルニアはなかなか陽が落ちないので、18時クローズの平日では完全な夜景を見ることは難しいので、撮影を考えているなら閉園時間には気をつけよう。

人気もなくなったこのエリアの夜景は、何とも言えない雰囲気だ。









■バグズランド

その名の通りバグ(虫)達が住む街、といえばもちろんピクサーアニメーションの「バグズライフ」がテーマだ。

ごらんのように、エリア内はゲストが小さくなったようなスケールで統一されており、いたるところに映画に登場した虫たちがあふれている。
擬態をしているつもりでも簡単に見つかるものもいれば、よく見ないと見逃しそうな場所にも彼らは潜んでいるので、それらを探して回るだけでも結構楽しめる。








しかし、察してわかるだろうが、アトラクションはあくまでも「子供向け」だということは覚悟しておこう。
なのでもちろん革新的なものは皆無で、仕掛け的にはそこの遊園地にでもある遊具にキャラクターをくっつけた程度だ。





なにはともあれ、このCAにおいて一番ディズニーらしいエリアなのは間違いない。
バグズライフファンやピクサーファンももちろんノンビリ楽しめるエリアだろう。