※レビューなどいい! 動画を見せろ動画を!! という人は ココをクリック



ワールドオブカラーとは、カリフォルニアアドベンチャーにて2010年6月から始まったナイトショーである。


内容を一言で言うと「噴水ショー」である。これが私の予備知識だった。
噴水だけでいったいどんなことができるというのか。
それに照明が加わったところで奇麗な水芸程度ではないのか。
その答えはショーが始まって1分も経たないうちに完全に打ち消されることとなる。

その圧倒的な水柱の数、そしてその水量。独創的という言葉を超えた照明の使い方。
それらにディズニーの映像と珠玉の音楽が加わり、噴水はエンターテイメントへと昇華する。

50周年のランドの花火「リメンバー:ドリームス・カム・トゥルー」のときにも書いたと思うが
「このショーを見ただけでもアナハイムに来た甲斐がある」そういう感想だ。

以前はただの「水たまり」だった場所に、相当額の投資をおこない、その効果を見事なまでに実現してしまう。
ディズニーイマジニアの本気がここにある。

数え切れないほどの噴水に、計算し尽くされた照明が当たることによって生み出される幻想的な世界。
シーの噴水ショーとは一体なんだったのだろうか?
名物であるラスベガスのベラッジオの噴水ショーですら霞んでしまう。

テクノロジーにイマジネーションを加えるとエンターテイメントはここまで昇華するものなのか。
さらにそこにお墨付きのディズニーコンテンツの数々が乗っかってくるのだからもうどうしようもない。

このショーは約30分と長いため、それ故に間延びするところも正直ある。
べた褒めしているが、やはり水と照明だけで30分持たせることは容易ではないのだろう。
そこで常にディズニーの最新作を盛り込んでいくという構成の変化を取り入れている。
賛否はあるだろうが、同じ内容を数年続けることが当たり前なパークショーから考えればこれはこれで革新的だ。

とにもかくにも、カリフォルニアに行ったなら何を差し置いても見るべきショーだ。

観賞場所はシーのファンタズミックとは比較にならないほど正面側に限られる。ウォータースクリーンがあるからだ。
前方のエリアは中央が有料エリア、ショー向かって右手のイエローエリア、左のブルーエリアとなっていて
イエロー、ブルーはあらかじめチケットを入手する必要がある。
チケットはグリズリーリバーランのファストパス発券所にて入手できるが、エリアが指定されるだけなので前方は早い者勝ちとなる。
ただ注意すべきはこれらのエリアだと前過ぎて見づらいということだ。
後方の見渡せる場所の確保の難易度は確認していないが、もし確保できるなら鑑賞や撮影にはそちらのほうが良いのかもしれない。
いずれにしても時間の余裕をもってのぞみたい。

スケールの大きさとその独創的な技術力、そしてディズニーの旋律が生み出すこの壮大なショーを、
「ファンタズミックは見た」と言う人には是非優先して見てほしい。
キャラもダンサーも無しで、もちろん「一緒に踊ろう」なんてものがなくとも、これだけのことができるのだ。

最後にショーに使われる主だった作品を列記しておく。

リトルマーメイド ファインディングニモ ウォーリー トイストーリー カールじいさんの空飛ぶ家 アラジン
メリダと恐ろしの森 ポカホンタス バグズライフ バンビ パイレーツオブカリビアン ライオンキング
魔法にかけられて(その他多数のカップルシーン) 〜美女と野獣







↓ イエローエリアにて撮影した動画 開始15分ほど前に行き、(これでも)障害物が少ないところを見つけて撮影 ↓
  (ほとんど予備知識なしで挑んだため、撮りどころがつかめていない一発勝負な絵なのと、
   一眼にて手動ズームなため随所にブレ、傾き、迷い、疲れがあることはどうかご勘弁を)