ランドにおける5年ぶりのブランニューアトラクションがこの「モンスターズインク”ライド&ゴーシーク!”」だ。
総工費は100億円だそうで、シーのレイジングスピリッツより20億多く、タワーオブテラーの約半分ということになる。
そうなると期待は膨らむというものだ。
が、しかし、カリフォルニアのモンスターズインクのアトラクションは、それはそれは酷いものだったので一抹の不安もあった。
で、実際に乗ってみた。
まず建物内のキュー(待ち列)にあたる部分が元々この場所にあった「ミートザワールド」の待合室のイメージを残している。
使い回しているのだろうか?

ちなみに建物内のキューはこの部分の他には10mもない。
つまり建物内のキューはかなり短いと思っていい。
昼間にファストパスで入場すると、瞳孔が広がる間もなくライドに乗れてしまうくらい短い。
それにしてもこんなに寂しいキューはそうそうない。
ここがディズニークオリティの見せ場の一つなのだが、まるで場末の遊園地のようだ。

このキューの出来は、ハッキリいって私が酷評した本家のものよりも酷い。
ライドの乗り場もかなりの手抜きを感じる雰囲気で、何の装飾もないと言っても過言ではない。

いよいよライド(定員3名)に乗り込む。※この乗り場からは一切の撮影は禁止されている
コードでつながった懐中電灯があり、途中に登場するマイクのかけ声で光を発することができるようになる。
ライドの動きはあくまでダークライドの域を出ない。アストロブラスターと同等と思えば間違いないだろう。
未だに大人気のハニーハントのように、滑らかに自由自在に動くこともまるでない。
ホーンテッドマンションのライドに毛が生えた程度と思えばいい。
このアトラクションのテーマは「かくれんぼ」だ。
人間のブーがモンスター達の世界でかくれんぼ。設定はまあ問題無いと言えるだろう。
その様をゲストは懐中電灯で探すわけだが、ブー以外にモンスターがうようよとあちらこちらに登場するわけだ。
懐中電灯で照らす、という行為はなかなか面白いアイディアだが、生かしきれていない。
というか、ただ「照らすだけ」だ。照らされてもなんのリアクションもない。
アストロブラスターのように点数が出ることもなく、ただ照らすだけ。
海底2万マイルのライトと同じ。
普通の感覚であればこの仕様はあり得ない。
もしかすると何もないところを照らしたら何かがでてきたりするのかもしれないが、
そのへんの説明はなく、いずれにしてもそんなことをしている暇もなくライドが進行するのでどうにもならない。
予算の関係かなにかで、途中で仕様変更があったのでは?とさえ思う。
それくらい懐中電灯は「取って付けた」感がある。
ライドの1グループ(3台)が途中別の向きで進行したりするので、
おそらくは「何度も乗って探してね」系に作ったと思われるがどうも空回り感が漂う。
モンスターズインクの世界をそれなりに再現はしているものの、
新鮮さがほとんどないのでテンションはあまり上がらない。
モンスターズインクと聞いて、おそらく多くの人が思い浮かべる有名なあのシーン(詳細は伏せておく)もない。
しいて言えば、カートゥーンスピンを自分で回転させられないようにして、懐中電灯を付けたようなものだ。
これに数時間待ちといのはあまりに非現実的だ。
私の感想で言えばこのアトラクションで許せる待ち時間はせいぜい30分。
もちろんそれは未経験の場合のみの話で、2回目以降はその限りではない。(そのへんは自分で判断を)
5年ぶりの新アトラクションがこの出来とは絶句に近い。
これでフィルハーマジックOPENまでの約2年を持たせるのは無理だろう。
昨今の手抜きイベントとの相乗効果でゲストの満足度が上がるとは到底思えない。
いやみを抜きにしても、これならミートザワールドを残しておいたほしかった。
これで「100億円」なのか‥‥
最後にポイントを箇条書きで。
悪い点
・キューラインが短いうえに手抜きで世界観に入り込めない
・ウリのはずの懐中電灯の意味を感じることが出来ない
・映画を見て記憶に残っている場面がない
・驚くような仕掛けが一つもない
・もう一つのウリのはずの最後のメッセージも微妙でよくわからない
・よく壊れてシステム調整になり、ファストパスゲスト以外を受け付けなくなる
良い点
・日本初のモンスターズインクアトラクション
・ランド5年ぶりとなるアトラクション
・小さな子供にはおもしろいようだ
・懐中電灯で探す行為自体は楽しい
・ランドのゲートから近いので疲れない
まとめと情報
・不満がない待ち時間としては「30分」(初見の場合 個人差あり)
・ファストパスを取るには開園1時間前から並ぶ必要あり(休日)
・開園時、ワールドバザール交差点の右折は封鎖
・ファストパス列は発券機からプラザ方向に延びる
・スタンバイはスターツアーズ方向に延びる
・開園すぐにスタンバイ時間は300分を超える(休日)
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